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演劇・イベント字幕

萬狂言 2002年 - なにわ狂言会公演(字幕付)

【千鳥字幕担当1】
あれだけ準備したにもかかわらず、当日パソコンがつかないとか、モニターに出ないなどトラブルがあって、慌てました。本当に何があるかわからないですね。機械を使うのではなく使われてるなと、つくづく思ってしまいました。
でも、見るだけでなく、かかわる楽しさも味わってしまって、「又やりたいな」なんて大それた事を思っています。
【千鳥字幕担当2】

「千鳥」の中でいちばん苦心したのは、太郎冠者が「ちりちりや ちりちり~」と歌いながら酒を持っていこうとするところ。「ちりちりや ちりちり」が何回も繰り返されるので、うっかりしていると何回目かわからなくなってしまい、次のセリフと字幕の表示が合わなくなってしまいます。「ちりちり」が始まると、えいっと気合をいれて全神経を集中させます。幸い本番でも台本どおりの回数でしたので、ずれることなく無事終了。よかった、よかった。

そして、私の驚愕は…本番前に、突然パソコンが動かなくなったことです。原因は セーブモードになってしまったことと、ディスクドライブのない外付けCD-ROMを付けていたことらしいのですが…。(でも、その日の朝まで元気に稼動していたのです。)

それにしても 当日のリハーサルのとき、サポートさんのパソコンが動かなくて、リアル字幕が画面に出なかったり、私のパソコンが動かなくて蒼くなったりしていたにもかかわらず、本番でバシッと決めるルルベの方々(除:私)のすごさ―。私は、これにも驚愕してしまいました。

【リアルタイム字幕担当】

今回のデモンストレーションは、狂言の装束でした。素袍(すおう)とか、無地熨斗目(むじのしめ)とか、難しいことばがいっぱい出てきました。一生懸命予習をして、パソコンにも単語登録したのですが、山ほど変換ミスをしてしまいました。どちらかというと、難しいことばよりも簡単なことばをまちがえちゃった気がします。「ブーーー(本例)」とか…。あれは、「本鈴」が正解なのでした。す、す、す、すいませ~ん。

【字幕サポート】

ライブ字幕ではいつも起きる不思議現象があります。なぜか、それまで順調に動いていたパソコンが、当日会場に入るとなぜか・・・・・・。
今回も例にもれず、2台にトラブルが発生!真っ青になって触っているうちにやっと動きだし、ほっ~でした。劇場には魔物がひそんでいるのです。

公演情報

解説・レクチャー&デモンストレーション小笠原 匡
狂言「蚊相撲」(かずもう)大名 ……… 野村 万禄
太郎冠者 … 谷口 尚功
蚊の精 …… 小笠原 匡
狂言「千鳥」(ちどり)太郎冠者 … 小笠原 匡
次郎冠者 … 藤田 隆行
後見 ……… 野村 万禄
公演日2002年8月31日(土)
開演時間午後6時30分
会場ワッハ上方 300席
料金一般3,500円
小・中学生2,000円
親子ペア5,000円
主催・制作萬狂言
問い合わせ萬狂言
大阪市西区江戸堀3 6-2-506
TEL/FAX 06-6445-5366

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